「STAY HOME」の息抜きに。ザンパノシアターが製作した10分以下の短編集。
各タイトルピクチャがYoutubeにリンクしております。
Covid-19は今や全世界に感染が広がりパンデミックとなっています。日本では4/7に緊急事態宣言が7都市に限定して発令され、その後、16日に全国に対象が拡大されました。日本も例外ではなく、子どもたちを含め、全国民が「ステイホーム」の状況です。そんな状況下で、子どもたちと制作した作品です。世間に呼びかけるというよりも、子どもたちの遊びの一環として、子どもと一緒にいる親にとっては、子どもたちを退屈させないで過ごすかが目下の命題でもあるのです。(2020/4/11監督)
STAY HOME2020/1m55s/color
Cast Hodaka&Madoka Music sunsound Director,Camera,Etc... Takaaki Watanabe 子どもたちと一緒に作った2分にも満たない作品です。子どもたちは喧嘩をしながら、叱られながら、頑張ってお家で遊び続けております。Youtubeを観たり、携帯ゲームをしたり、母が作ったダンボールハウスに隠れたり、布団の上で父と戦いごっこをしたり、外に出るとしても我が家は自宅の駐車場で遊んだり、近所の円筒分水まで少し散歩をするくらい。今や外に出るには勇気と覚悟が必要です。このまま何事もなく過ぎてくれればと願うばかりです。
"STAY HOME"子どもたちも緊張を持って臨んでいます。(2020/4/11監督) |
ケミカルボリューム(以下、CMV)の楽曲ありきで始まったWebドラマ『あかりのむこう』の制作をきっかけに、監督として、当時まだ世に出ていないCMVの全ての楽曲を聴ける特権を得た。何せ彼らは多作であり、曲ができるとすぐに聴かせてくれるのだから、実に贅沢な日々だった。この『Happy夕暮れ』もこんな曲あるよと聴かせてくれた曲。まだデモの段階だけど、おそらくこれが初披露になる。今後のアルバムにも入らないとしたら、本当にここだけの楽曲になる。
『灯台とハモニカ』はこの曲の為に撮ったわけではない。けれど、この曲を聴いた時に合うだろうなと思ったので、勝手に画と合わせた。CMVも気に入ってくれた。けれど、アルバムに入らない曲だったので、何も起こらず、こうして大分時間が経ってしまった。こんな機会だからCMVの許可を貰って公開したいと思った。正真正銘の彼らの楽曲だから、彼らの曲を好きになった人たちが気に入ってくれたら嬉しい。勿論そうでない人も。ちなみに、この作品には、私の大好きな爪木埼灯台と神子元島灯台が映っている。それもまた嬉しい。(2020/06/11監督)
『灯台とハモニカ』はこの曲の為に撮ったわけではない。けれど、この曲を聴いた時に合うだろうなと思ったので、勝手に画と合わせた。CMVも気に入ってくれた。けれど、アルバムに入らない曲だったので、何も起こらず、こうして大分時間が経ってしまった。こんな機会だからCMVの許可を貰って公開したいと思った。正真正銘の彼らの楽曲だから、彼らの曲を好きになった人たちが気に入ってくれたら嬉しい。勿論そうでない人も。ちなみに、この作品には、私の大好きな爪木埼灯台と神子元島灯台が映っている。それもまた嬉しい。(2020/06/11監督)
ケミカルボリューム(以下、CMV)のWEBドラマ『あかりのむこう』は、CMVの楽曲を各話2曲ずつちりばめて、鈴木友梨耶さん扮する女子高生の主人公、橘灯の成長を描く物語。さらに言えば、音楽スタジオに居候して、自分にとっての心の歌を一曲作るまでのお話で、これはその番外編として制作した一篇になります。
全五話の物語の最終回で彼女が歌うのが、CMVが日頃大切にしているテーマ「ホーム&ファミリー」を代表する楽曲で、この「僕は幸せを知っている」です。撮影当初ギターを全く弾けなかった鈴木友梨耶さんが、ドラマ撮影後たくさん練習をして、サマになった姿をこの作品の撮影で見たときは何だかとっても嬉しかったのを覚えています。当時「cheeky parade」として人気を博していた彼女は、現在は姉妹ユニット「ROSE A REAL」で活躍しております。(2020/06/06監督)
全五話の物語の最終回で彼女が歌うのが、CMVが日頃大切にしているテーマ「ホーム&ファミリー」を代表する楽曲で、この「僕は幸せを知っている」です。撮影当初ギターを全く弾けなかった鈴木友梨耶さんが、ドラマ撮影後たくさん練習をして、サマになった姿をこの作品の撮影で見たときは何だかとっても嬉しかったのを覚えています。当時「cheeky parade」として人気を博していた彼女は、現在は姉妹ユニット「ROSE A REAL」で活躍しております。(2020/06/06監督)
本作品は、一歳のボクの心の旅を描いたロードムービーです。主人公のボクは、正真正銘私の子どもであり、実は5月21日に6歳になりました。物語は、実際の一歳のボクの言葉(喃語)で語られますが、それらの言葉は日々の生活の中で録音した音になります。子どもにバレないようにマイクを隠しながら何度も何度も録音しました。見つかってしまうとマイクで遊んでしまうからです。今思えば、制作において一番苦労した点ですが、もう二度とできない制作だったんだなぁと懐かしくもあり寂しくもあります。
子どもと一緒にいると、毎日様々なことに気付かされます。わかっていると思っていたことも、立ち止まって考えることができるのです。子どもは大人以上に、色々なものと出会い、サヨナラしているのだと思います。イッサイが見つめるイッサイの世界を描きました。よろしければHPもご覧ください。(2020/5/24監督)
子どもと一緒にいると、毎日様々なことに気付かされます。わかっていると思っていたことも、立ち止まって考えることができるのです。子どもは大人以上に、色々なものと出会い、サヨナラしているのだと思います。イッサイが見つめるイッサイの世界を描きました。よろしければHPもご覧ください。(2020/5/24監督)
当時三歳の息子が主人公の短篇映画です。この年、彼に妹が生まれました。お母さんが入院している間、多く父と過ごしていました。お見舞いに行った時の彼の表情は忘れられません。お母さんに抱っこされながら何だか悲しくなって涙を零しているのです。子どもは大人よりも感受性が強く、とても敏感で傷つきやすいものです。その一方で感情表現が豊かで優しくて、大人よりも大人なのです。当たり前ですが、子どもは子どもである前に一人の人間なのです。
月日の流れは早く、まるで夢のようです。子どもたちと一緒にいて、今まで以上にそのことを強く感じるようになりました。そして、彼らのおかげで、「映画」は記憶し、「映画」は表現するものだと改めて知りました。「映画」がこんなにも身近にあるものだと本当の意味で知ったのです。(2020/5/18監督)
月日の流れは早く、まるで夢のようです。子どもたちと一緒にいて、今まで以上にそのことを強く感じるようになりました。そして、彼らのおかげで、「映画」は記憶し、「映画」は表現するものだと改めて知りました。「映画」がこんなにも身近にあるものだと本当の意味で知ったのです。(2020/5/18監督)
私は、シンガーソングライター中島定治の『正体わからない』という楽曲が大層好きになり、監督作『多摩川サンセット ここより何処かへ』のエンディングソングにお借りして、それでも飽き足らず、本人のご了解を得て、タマサンシリーズのダイジェストを本楽曲に乗せたムービーを作らせてもらった。
私にとって、『多摩川サンセット』は、映画祭で一番最初に評価された監督作品なので、最初の子供のように愛すべき作品なのですが、実は続編『ここより何処かへ』では、ヒロインである妻のお腹に、本当の長男が存在しています。彼が注目を浴びるシーンがあるので、実は彼の初出演映画と言ってもいいかもしれません。
突然現れる どこからか声が聞こえる 「お前は子供 夢を忘れた子供さ」(2020/5/12監督)
私にとって、『多摩川サンセット』は、映画祭で一番最初に評価された監督作品なので、最初の子供のように愛すべき作品なのですが、実は続編『ここより何処かへ』では、ヒロインである妻のお腹に、本当の長男が存在しています。彼が注目を浴びるシーンがあるので、実は彼の初出演映画と言ってもいいかもしれません。
突然現れる どこからか声が聞こえる 「お前は子供 夢を忘れた子供さ」(2020/5/12監督)
隙間三業は3ピースのインストゥルメンタルロックバンドです。ボーカルが無いので歌詞もありません。だけどどうだろう、そのスキルから裏付けされたカッコいいメロディから歌詞が生まれて来ないでしょうか。1stフルアルバム「隙間三業」からの「fubuki」、彼らのファンの中で人気の楽曲に関われて嬉しかったし、彼らの生演奏を聴きながらの撮影はとても楽しいものでした。
隙間三業には今年製作された短編映画『別れるということ』(企画・脚本・主演:星能豊)に、2ndフルアルバム「kitsutsuki」から楽曲を提供してもらいました。作品における再会は、これもまた嬉しいものでした。(2020/5/6監督)
隙間三業には今年製作された短編映画『別れるということ』(企画・脚本・主演:星能豊)に、2ndフルアルバム「kitsutsuki」から楽曲を提供してもらいました。作品における再会は、これもまた嬉しいものでした。(2020/5/6監督)
ロックバンド「スウォングループ」の2ndアルバム「finalcut」からのMVです。彼らの楽曲は本作の他、1stアルバムから「ウォーキングホリデー」と3rdアルバムから「ベイベーベイベー」のMVも撮影しました。彼らのメロディラインはとても繊細で美しく、その歌詞も洒落っ気があっていつも好きになります。本作は、勝手に恋愛ドラマの主題歌オープニングシーンをイメージして、キャストはこの後のドラマ本編に登場する男女です。さあどんなストーリーにしようか、ありもしないドラマを未だに考えています。(2020/5/3監督)
結婚して多摩川沿いに住み始めた。休みになれば家族でピクニック。子どもたちと魚釣りや虫採り。息子は5歳になってサッカーが好きになった。多摩川の芝生は彼の初めてのフィールドだ。作品創りの多くは多摩川で行われる。私の土手映画の数々が撮られた。まだ子供が生まれる前にピクニックがてらに撮った一本。だからタイトルもピクニック。一日も早く日曜日がある暮らしを。(2020/4/30監督)
第1回渋谷短篇映画祭に撮り下ろした作品。「渋谷短篇映画祭」は「映画神社」や「渋谷国際映画祭」、「渋谷映画祭」など時と場面に合わせてそのネーミングを変え、渋谷芸術祭のプログラムの一環として2017年の第六回まで行われており、毎度立ち見が出る大盛況のイベントでした。私は毎年渋谷ロケを行って新作を提供しました。『SHIBUYA AM』、『あした、かえる』、『サヨナラ、いっさい』、『ジェントリー土手』、『Happybirthday Raymond』、この映画祭のおかげで5つの作品が生まれました。そして、これらの作品のおかげで様々な映画祭に連れて行ってもらいました。本当に感謝です。
渋谷は当時勤め先があっていつも渋谷行の定期券を持っている身近な街でしたし、昔からミニシアターが多くあって学生時代から多くの映画をこの街で観ました。本作には当時の渋谷が切り取られています。今はなき宮下公園やシネマライズなど当時を偲びつつご覧いただけたら。午前中と言えども渋谷は渋谷、再びこの喧騒が復活しますように。(2020/4/19監督)
渋谷は当時勤め先があっていつも渋谷行の定期券を持っている身近な街でしたし、昔からミニシアターが多くあって学生時代から多くの映画をこの街で観ました。本作には当時の渋谷が切り取られています。今はなき宮下公園やシネマライズなど当時を偲びつつご覧いただけたら。午前中と言えども渋谷は渋谷、再びこの喧騒が復活しますように。(2020/4/19監督)
ケミカルボリュームは、V6やEvery Little thing、大阪☆春夏秋冬らに楽曲提供している宅録ユニット。彼らの音楽ドラマ『あかりのむこう』で脚本監督に起用してもらってから友だち付き合いをさせてもらっている。本作は初めて制作したケミカルボリュームのMVだからとても愛すべき作品となった。彼らは根っからのロック少年だし、私が現場に入っていた『私立探偵濱マイク』の大ファン、それに私と同じように大切な家族がいて、私と同じように仕事をしながら好きな音楽を自宅で制作していた(私の場合は映画)。そもそも共通項が多かった。こういうのを縁と言うんだろうな。タイトルは世界の終わりだったけど、私にとっては世界の始まりと言ってもいい作品になりました。(2020/4/15監督)
以前石川県は能登半島の珠洲市で開催される「すず里山里海映画祭」に監督作『多摩川サンセット』で主演の星能君と参加した。石川県出身の俳優、星能豊君の芸名の由来は能登半島からきている。私は初めての能登半島で、星能君のガイドで贅沢にも色々な場所に連れて行ってもらった。その時にカメラを回した。本作は短篇映画でも無いし、観光ビデオでも無い。星能君と音楽サンサウンドとの短いアドリブセッションのようなもの。でもそんなものこそ気安くて自然で愛おしい。(2020/4/8監督)
1.Shogo Shiraishi & The System Theory(Director's Cut)2015/3m23s/mono
Music,Word,Cast Shogo Shiraishi Cast : Yuka Kobayashi,kazutoshi funami Voice Lasah Special Thanks Emi Okazaki,Hodaka,Miho Director,Screenplay,Camera,Editor Takaaki Watanabe |
過去に製作したMVの中で個人的に好きな一本。ディレクターズカット版はプロデューサーの意向には合わず、私が編集していないアーティスト版も存在する。MVはアーティスト側の意向を無視できないので難しい。きっと今頼まれたら全く違うものが完成するだろう。
2012~2018年はCANONの60Dで短編映画やMVを撮り続けてきた。優れたカメラは数あれど60Dは私にとって名機。こいつのおかげで映画祭においてグランプリや俳優賞など多くの賞を頂いた。今も現役、なんなら墓場まで持っていく。このまま埋もれてしまうのは勿体無いから、こんな機会だけど外の世界へ。誰かに少しだけでも接続してくれたら嬉しい。(2020/4/7監督)
2012~2018年はCANONの60Dで短編映画やMVを撮り続けてきた。優れたカメラは数あれど60Dは私にとって名機。こいつのおかげで映画祭においてグランプリや俳優賞など多くの賞を頂いた。今も現役、なんなら墓場まで持っていく。このまま埋もれてしまうのは勿体無いから、こんな機会だけど外の世界へ。誰かに少しだけでも接続してくれたら嬉しい。(2020/4/7監督)
渡邉高章〈脚本・監督・撮影・編集〉
東京生まれ湘南育ち。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒。映画やドラマの演出部と制作部を経て、現在は「ザンパノシアター」にて映像制作を行っている。二児の父であり、近作には家族や子供をテーマにした作品が多く、一歳の子を主人公にした『サヨナラ、いっさい』は全国四十箇所以上の映画祭や学会などのイベントで上映され、最高賞を含む複数の受賞を果たした。他に、あの世を彷徨う夫婦の姿を描いた『土手と夫婦と幽霊』は第10回日本芸術センター映像グランプリでグランプリ、第5回湖畔の映画祭で主演俳優賞(星能豊)を受賞、東京は武蔵野を舞台に「保活」に悩む夫婦を描いた「Elephantsong -Tokyo Couple Story-」もまた最高賞や俳優賞を含む多くの賞を受賞した。 |